第78回 恐怖の交通事故 その1

 ひとつここでクイズを出してみましょう。こちら中国に長年住んでいる人とそうでない人とではどこで見分けがつくか。

 服装で見分けがつく? 

 なるほど、それは言えますね。こちらに長年住んでいると、着る服がこちら現地の事情に合わせたものとなり、特にスーツを着ていたりしたら、真っ先にスリに狙われますので、私などはまったくのローカルと区別がつかないラフな服装をしています。

 また、深センは香港のすぐそばで亜熱帯に属しており、夏はかなり蒸し暑く、スーツなどは必要ないと思っています。よく日本からの出張の方がきちんとスーツとネクタイ着用で私どもの会社にいらっしゃるのですが、こんな暑いのによく我慢できるなと感心する反面、こちら現地の事情を何も分っていないなと思うのです。

 さて、そのほかに何で見分けがつくでしょうか。

 それは、一度道路を渡らせてみたらいいのです。車がブンブン走っている国道なんかを渡らせてみるのです。まず、初めてこちらに来た人なんかは絶対に渡れないと思います。青信号であろうとなんであろうと、ガンガン突っ込んでくるのを見たら、大抵の人は怖気づいて渡る気がしなくなります。

 とても渡れそうにもないと思っているところを、長年住んでいると、車、車の間をこともなげにすいすいと渡れるようになります。これも慣れというのでしょうか。平和な日本の交通ルールをきちっと守るところにいると、道路を渡るということに命を賭けるなんて思いもよりませんので、道路横断反射神経が発達しないのです。

 ところが、一旦こちらで生活すると、そんなぐずぐずしていたら、乗りたいバスにも乗れないし、道路向こうにいる彼女にも会えません。意を決して渡るようになるにつれて、眠っていた反射神経が復活し、ものの見事難なく渡れるようになるのです。

 ですから、初めて中国に来た人に同行して、買い物に行く場合、丁寧に付き添ってどのように道路を渡るか実地訓練する必要があります。まさしく道路は車やオートバイなどが自分の好き勝手に突っ走っていますし、人も突然柵を乗り越えて道路を突っ切ろうとしますので、交通事故は絶えません。青信号もくそもありません。

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