第2回 フィリピンでの不安な生活

 フィリピンであればのんびりと暮らせると思っていたのに、瞬く間にお金が目減りをしてしまって、半分以下の価値になってしまい、当初予定していた土地の購入、養鶏場の事業などすべてが夢と消えてしまいました。それどころかどのようにして生活をしていくのかという現実の問題に突き当たってしまいました。

 フィリピン大学で日本語を教えてみてはどうかという話もありましたが、あまりにも給料が低く、条件が曖昧で、また労働ビザの取得も問題があるという訳で、これはご破算になりました。  
 
 以前に購入した家を売れば、資金はなんとか確保できるので、それでは家を売ろうとしたのですが、経済が不安定な状態ですので、買い手がなかなか見つからないのと、いてもその提示の価格がこちらの希望価格とかけ離れているために、なかなか思うように売れませんでした。 

 因みに、私の家は土地の広さが950㎡で、平屋ですが、部屋が四つとメイド用の部屋が一つという日本人が見たら驚くほどの大きさの家です。もともとはアメリカ人が住んでいたのですが、ピナツボ火山が大噴火したために、すべてのアメリカ人が帰ってしまい、家がものすごい安値で売りに出され、運良くそれを手に入れたという次第です。その時は105万ペソで買いました。それを今回は売りに出そうとするのですが、その売値はというと、400万ペソです。購入して5年経ちましたが、その間、きれいに補修もしました。もともと100万ペソが安すぎたのですから、当然400万ペソの価値のある家でした。

 ある買い手は350万ペソなら買うとか、300万プラス自動車などという条件もありましたが、すべて断りました。あまりにも人の足元を見るのと、その態度の横柄さに腹が立ったからです。なんでこんな奴に家を売らなければならないのかと、腹が立ちました。周りは350万なら売ってもいいのではないかとも言いましたが、私は受け入れませんでした。あるアメリカ人がやって来て、私の家を大変気に入ってくれたのですが、如何せんあまりにもお金が足りません。こんな訳で、なんとかいまあるお金で辛抱して、時期が来てから売ることにしました。ともかく手持ちの金で一年でも二年でも生き延びなければなりません。

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