第43回 中国での競争 その3 新規の客先獲得にオーナーも大喜びで、中国に投資してよかったと感無量。また総経理も大喜び。というのも、通常の給料以外に利益があれば特別報奨金があったのです。 日本のボーナスなどと同じではありません。ともかく、3ヶ月ごとにどれだけ利益があったかを計算し、オーナーが80%、総経理が10%、残りの10%を各幹部が分けるという方式です。… トラックバック:0 コメント:0 2006年05月31日 続きを読むread more
第42回 中国での競争 その2 早速、中国でさがし当てた部品メーカーに製品の見積り依頼をしてみると、その価格は日本の価格とほぼ同じでした。もちろん輸送費の部分が安くなるのですが、それではもうひとつ現地化するためのインパクトに欠けます。なんと言っても、中国の人件費は日本の何十分の一なのですから。 それで価格交渉をすることになりますが、部品メーカーのオーナーはじ… トラックバック:0 コメント:0 2006年05月30日 続きを読むread more
第41回 中国での競争 その1 こんなでたらめな見積りで、どうしてお客さんを獲得できたのかといいますと、競争相手がいなかったというただそれだけでした。 ある大手企業が中国に工場を設立し、組立て部門を開始します。中国に来る最大のメリットは、人件費が日本の何十分の一という点にありますから、人をたくさん必要とする業種にとっては、最大の恩恵があるわけです。その大企業… トラックバック:0 コメント:0 2006年05月29日 続きを読むread more