テーマ:見積書

第48回 コンピュータでの見積書 その2

 やがて、ハンは渋々受け入れた見積り計算式がとても便利であるということが分かると、やっと今までのハンに戻りました。それ以後は事務の女の子に、見積りを任せるようになりました。キーポイントになる数字だけを指示すれば、たちどころに見積書ができるのです。簡単であるし、正確でした。  それをおしぼり総経理に見せると、そうかとだけ言ったきり、…
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第47回 コンピュータでの見積書 その1

 それでは例の見積り計算書の話にもどりましょう。私は日本語専用のコンピュータをやっと手に入れて、ハンが電卓片手に計算していた見積書をエクセルで計算できるように作り始めました。ハンはノートブックを持っているのにどうしてエクセルの効用を知らないのか不思議でなりませんでした。  私はハンに、これは電卓で計算しなくてもエクセル上に数字を一…
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第45回 副総経理の彼女の去就 その2

 オーナーもこのうさんくさい見積り方程式は気に入りませんので、ハンにそのでたらめな数字というのを詳しく説明してみろと言いました。それで、自分で計算してみたら、材料費がえらく違っているので、下手をすると、損をする場合もあると説明しました。  これは一大事ですので、すぐさま総経理を呼んで、説明させました。総経理は、いやこれは計算式は別…
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第44回 副総経理の彼女の去就 その1

 雇われマダム連中の無責任な管理者のもとで、会社は発展するはずがありません。営業にとって見積り依頼が来るということは、お客さんが店にまでやって来てくれているのです。なんとかして買わせるように努力するのが営業の仕事です。  魅力ある価格を提示できるかどうかは大変重要なことなのです。それをこんないい加減な見積りでは新規のお客を獲得でき…
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第40回 見積書の作成方法 その4

 以前の見積書の数値にはでたらめな個所がいくつもありました。まず、材料費がでたらめでした。同じ材料であれば、同じ重さですと、当然同じ材料費になるはずなのに、全然違うのです。考えられる理由は、材料費の価格、その材料の比重の数字が異なっているからだと思い、例の朝鮮族の見積り担当者にそのあたりの数字を聞いてみると、実に曖昧な答しか返ってきませ…
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第39回 見積書の作成方法 その3

 実に簡単にできる見積りを、おしぼり総経理は複雑怪奇な計算式を立てて、それが一番すばらしい計算方式だと公言し、それを誰もチェックできないところにこの会社の問題点があるといえます。オーナーもどういうわけか、妙なところで派遣組に遠慮しており、はっきりと指摘しないところにも問題があります。それをハンは自分なりに解決しようと簡単な見積り方式を考…
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第38回 見積書の作成方法 その2

 製品の見積りは実は簡単なものなのです。必要なものは、材料費、一時間当りの生産量、プレス加工賃、二次加工費(メッキ、組立てなど)、梱包費、運送費、管理費、これらを総合計したものに利益をいくら上乗せすればいいかだけのことなのです。  材料費の算出は、その材料の体積を計算し、それに比重を掛け合わせると、その製品の重さが出ます。それにそ…
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第37回 見積書の作成方法 その1

 ハンは、おしぼり総経理の作った、うさんくさい見積り方程式に納得がいきませんでした。過去に何点も見積りをしているのに、一点も新規の注文が取れていません。これはやはり見積り方法に問題があり、価格が高すぎるのではないかと考えました。  総経理に話をすると、この見積り方式は最善のもので、私が智恵をしぼって作り出したものだから、間違いない…
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第32回 見積り担当者 その1

 やがて、ハンの前任者が退社するときが来ました。その日は本当に素っ気無かったそうです。オーナーも台湾から来ていたのですが、前任者は挨拶もそこそこに荷物を持って去って行きました。いや、本当に冷たいものだった。自分も首になるときはこんなもんだと分かっているけど、やはり哀しいよね、とハンは思ったそうです。  前任者がいなくなりますと、営…
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第14回 手書きの見積書

 さて、仕事をしなければいけないのですが、プレスのプの字も知らないド素人になんの仕事もできるわけがなく、ただ毎日ぶらぶらするだけでした。台湾人幹部も別段あれをしろとか、これをしろとか言うでもなく、ただ会ったら挨拶をする程度でした。ハンにどんな仕事をするのかと聞いても、そのうち分かるから、しばらくは中国の生活に慣れるようにすればいいとの返…
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